初心者にもできる芝生の庭の作り方

庭に適した種類の芝生を選びましょう

 

芝生は「暖地型芝生」と「寒地型芝生」の2タイプに大別されます。「暖地型芝生」は日本芝(野芝、高麗芝、姫高麗芝)のほかに西洋芝のバミューダグラス類(ティフトン系芝)などが存在。日本の大部分の地域は温暖地帯にあたりますから、これらの「暖地型芝生」がおもに使用されています。

 

「寒地型芝生」にはほとんどの西洋芝が含まれ、北海道や東北地方、中部山岳地帯などの夏も涼しい地域でよくつかわれていますね。

 

「暖地型」の長短は、育てやすい反面冬季は茶色く霜枯れをして美しくないこと。「寒地型」は暑さや乾燥に弱く栽培に手間がかかる一方、冬もきれいな緑を保って日照不足にも耐えることなどでしょう。一部寒冷地方をのぞき、日本のたいていの家庭で育てるなら「暖地型芝生」が適しています。

 

野芝は北海道南部から沖縄まで分布している日本芝で、芝はやや粗いのですが土壌を選ばず育ち、管理が楽です。高麗芝は東北以南に分布し、個人庭園や公園などでポピュラー。芝質がきめ細かく、美しい芝生を作ります。姫高麗芝は、高麗芝をより繊細にしたタイプ。ティフトン419はアメリカ原産で、非常に強く繁殖力も旺盛です。このためサッカー場などに使用されることが多いですね。